八巻さんについて
八巻まさのさん。昭和49年12月4日生まれ。
区障連の事務アルバイトをし始めた時は31歳でした。「彼女は心臓に障害があり普通には働けないのだが、まだ若いのでできる仕事を探している」という事で、確か中区役所の人からの紹介だったと思う。初めて会った時の印象は、「ほっそりしたとても笑顔が素敵な人」でした。私は、どういう配慮が必要なのかも良く分からずに、仕事をしてもらいましたが、とてもまじめに一生懸命働いてくれました。その彼女が、ある時から体調を崩して休みました。それからしばらく休みが続きましたが、彼女からの暑中見舞いには「私の体調もだんだんと良くなり、自分では順調と思っています。皆様も体調を崩さぬよう夏を乗り切りましょう」と書かれていました。 しかし、その後、会えないまま彼女は亡くなりました。
ご自宅にお線香をあげに伺った時、ご両親が「娘は、仕事に行くのを楽しみにしていました」と話して下さった。「私たちの方こそ元気をもらっていたんです」とお伝えして、彼女の家を後にしました。今も私の机の上には、彼女が使っていた「八巻ファイル」が置いてあります。
八巻さんに最後にお願いした事が、区障連のホームページ作りでした。このブログができるまでも随分時間がかかってしまいましたが、彼女もきっと喜んでくれていると思います。
最近のコメント